2008.05.26
ロウリュとヴィヒタ
ひきつづき、サウナのこと。
日本でも有名(関西の人だけ?)なロウリュ【Loeyly】とはフィンランド語で、熱されたサウナストーンに水をかけて発生させる蒸気のことを言います。この蒸気には、白樺の薪を通じて森の精が宿っていると考えられているそうです。
また、フィンランドのサウナ浴で欠かせないのがヴィヒタ【Vihita】。白樺やオークなどの葉の付いた枝を束ねたもので、サウナへ持ち込んで、全身を叩くようにして使います。血液循環や発汗作用が促したり、枝葉の精油の爽やかな芳香でリラックさせます。入浴する各々が自分のヴィヒタを持って入ります。
全てのものが大地より出たもので、つまり石はスオミ(フィンランド)の大地から、白樺はスオミの森から、水はスオミの湖から・・・、これ全てスオミの自然がもたらす恵みと考え、神聖視しているのです。 社団法人日本サウナ・スパ協会「サウナ豆知識」よりフィンランドのサウナは、神秘的でとてもエコです。
(Manabu)