手づくりコスメでバスエステ
今月は湯の国Web初の「手づくりコスメでバスエステ」の特集です。今回は、「手づくり」ってちょっと面倒くさそう…そう思った方にこそ、ぜひ最後まで目を通していただきたい内容です。なぜなら、どれもびっくりするほど簡単だから!だってだって、どれも基本混ぜるだけなんですもん。
初めての手づくりコスメ特集をするに当たり、湯の国がこだわったのは“簡単手軽にできること”。一日を終えてクタクタになった体には、いくつもの行程を経るような「手づくり」はちょっとキビシイのではないか、そんな意見から、一文で説明できちゃうくらい簡単なものを4つ集めてみました。
しかも、4つとも素材そのままだからお肌にやさしいっていうのもポイントです。お肌の露出度が増えるこれからの季節!お手軽バスエステでしっかりボディケアしてみませんか?
小澤智子先生
製薬会社勤務を経てWell-being株式会社を設立。完全予約制の女性専用アロマサロン&心理カウンセリングサロン「セラピュア」を経営するかたわら、ボッダー式リンパドレナージュを修了。英国IFA認定アロマセラピストとして自ら現場に携わる。
http://therapure.jp/
大さじ1〜2の塩に精油1〜2滴を落として、よくかき混ぜる
ひざ、ひじ、かかとなど角質が気になる部分をやさしくこすります
・塩は肌に刺激が少なそうな粒子の細かいタイプを
・ゴシゴシやらないこと!
・肌の調子を見極めて使用すること
カサカサのかかとには、ローズウッド、ゼラニウムで保湿を。黒ずんだヒザには、プチグレン、ネロリで美白ケアを。固くゴツゴツとしたヒジには、ラベンダー、パルマローザで皮膚を柔らかく。
ソルトスクラブはいらない角質を取り除いて、ツルツルすべすべのお肌にしてくれます。ソルトはできれば天然塩でミネラルが豊富なモノを選ぶと、角質ケアにプラスしてシットリと保湿もできますよ。
ドライハーブを細かく粉砕し、お湯を加えてやわらかくする
肌にのせてなでるようにマッサージ、お顔にも使えます
・ドライハーブはやわらかい花や葉のものを
・ラベンダーは初心者さんにおすすめ
お肌に負担をかけないよう、ハーブはできるだけ細かく粉砕しましょう。ミルを使えば短時間でパウダー状にすることができます。種や枝などの硬い部分は粉砕しきれず残ってしまうことがあるので、花や葉などやわらかなドライハーブを選ぶとよいでしょう。その点、ラベンダーは扱いやすいですし、肌質も選ばないので、初めての方におすすめです。
ハーブゴマージュはハーブそのものの香りが楽しめますので、バスルームいっぱいに広がる香りに気持ちもほぐされます。お顔に塗るときは目に入らないようご注意ください。
お好みのハーブ(15〜20g程度)をブレンドし、ガーゼもしくはティーバッグに入れます
そのまま浴槽へ
・市販のハーブティーでもOK
・ハーブの量はバスタブの大きさによって要調節
・浴槽の材質によっては着色する恐れがあります
ハーブバスティーはいくつかのハーブを混ぜて深みのある香りを楽しむことができます。お風呂の中に良い香りが満ち溢れてリッチなバスタイムが過ごせますよ。ハーブとお湯のバランスによっては香りが弱い場合もあります。ハーブティーを入れる要領で、いったん熱湯で抽出してからお風呂に入れるとより香りが楽しめます。
大さじ1のクレイに同量もしくは少なめのお湯を加えてよく混ぜます
フェイス全体にのばしてしばらく置いた後、洗い流します
・乾燥させ過ぎないこと!パリパリにならない程度で洗い流して
・クレイは種類豊富でサポート力もさまざまなので、お店の方に相談したり、よく説明を読んだりしよう
クレイパックは背中のニキビ対策にも役立ちます。お肌を出す機会が増えるこれからの季節、特におすすめです。パックした状態で長時間置くと、お肌の水分まで取られてしまうのでご注意を。また、クレイは金属を変質させる作用があるので、金属の道具は使わないようにしましょう。
Q. 材料はどこで買えるの?
A. 天然塩や天然の海塩は輸入物を扱っている食料品店で購入できます。ハーブは百貨店や専門店で購入できます。店頭で購入する場合は定員さんのおすすめやアドバイスを受けると良いでしょう。また、今回ご紹介したモノはインターネットのショップでも購入もできます。
Q.作り置きってできるの?
A. ソルトスクラブ、バーブコマージュ、ハーブバスティーは作り置きができます。お家にある空きビンなどに詰め、しっかりと蓋をして冷暗所に保存しておきましょう。また、クレイパックですが水に溶いても時間が経つと乾燥してしまうので、こちらはパックの都度、使用直前にお湯で溶いて使いましょう。
Q.どれくらいの頻度で行えばいいの?
A. ソルトスクラブ、ハーブコマージュ、クレイパックは、1ヶ月に2〜3回の頻度を目安にしてください。やり過ぎはお肌に刺激を与え過ぎてしまうため禁物ですよ。ご自身の肌の状態を確認しながら頻度を調整することをおすすめします。
ハーブバスティーは、毎日楽しんでいただけます。色々な香りを試して自分好みの香りを見つけましょう。