こどもを上手におふろに誘おう!
お風呂に入るのが苦手なお子さん、けっこう多いみたいです。こどもを上手くお風呂に誘うには、『お風呂=たのしい』と思ってもらえるかが大きなポイントになります。そこで活用したいのが“おふろ絵本”。絵本売り場をのぞいてみると、お風呂の楽しさや大切さを説いた絵本がたくさん見つかります。これらを読み聞かせることで、さりげなくお風呂っていいね。と伝えてみましょう。読み終わったところで、「ね、○○ちゃんもおふろに入ろう!」と誘ってみれば、元気な「うん!」が聞けるはず。
すっぽんぽんのすけせんとうへいくのまき
作:もとしたいづみ 絵:荒井良二
男の子にはぜひ読んであげてほしい!すっぽんぽんで悪党と戦うすっぽんぽんのすけシリーズ。「ぼくもすっぽんぽんになりたい」と言ってくれること間違いなし。
こちらはお風呂の専門家たちが編集した浴育絵本。「おふろに入ろう!」という誘いかけからワンランアップして、具体的なお風呂の楽しみ方をこどもといっしょに学んでみませんか?
入浴の効果、入浴方法、入浴の楽しみ方がかわいいイラストとともにわかりやすく解説されているので、「今日は体の洗い方のページ」「明日は頭の洗い方のページ」と、日毎にプリントアウトして、ビニールやジップロックに入れてお風呂に持ち込んでみてはいかがでしょう?壁ペタッと貼って、「じゃあ、(主人公の)湯太(ゆうた)くんとあたみちゃんみたいにやってみようね」と絵本にそった手順で進めれば、こどもたちも興味を示すはず。
風呂文化研究会のページから無料でダウンロードできるので、この際めいっぱい活用しちゃいましょう。
風呂文化研究会 浴育のすすめVOL.2『親子でおふろを楽しむための絵本「おふろにはいろう!」』
こどもを上手にお風呂に誘うには、こどもが何に興味を持っているのかを知っておくのが大事!「お子さまはお風呂でどんなことに興味を持っていますか?」というアンケートに、多くのお父さんお母さんが、シャワーとお湯あそび・水あそびを挙げています。
出典:風呂文化研究会「『浴育』のすすめ」より(2007年 INAX調べ)
自分たちがこどもだったころを思い出しても、パシャパシャお湯のかけ合いっこをするだけで楽しかった記憶、ありませんか?ぜひこどもに「お風呂で一緒に水あそびをしよう!」と誘ってみてください。きっと喜びますよ!
「水あそび」と言っても、むずかしいことをする必要はありません。水量を少なめにしたシャワーを自分で持たせてあげたり、シャワーをマイク代わりにして一緒に歌を歌ったり、湯ぶねの中で一緒にパシャパシャしたり、ちょっとしたことでいいんです。こどもにとってはお父さんお母さんと一緒にあそぶことが何より楽しいのだから。
親子で楽しくお風呂あそび。そこに少しだけエクササイズの要素もプラスしてみませんか?お風呂だと、ちょっとした遊びですらとっても楽しく感じられるから不思議。おしゃべりをしたり、一緒に歌を歌ったりするのも大切なコミュニケーションになりますよ。バスタイムが「お母さんやお父さんと過ごす楽しい時間」になれば、こどもも積極的にお風呂に入るはず。ぜひこどもと一緒に遊んでみてください。
エクササイズ監修:植田 理彦先生
体を十分にあたためた後、お母さんの肩をリズミカルにトントンたたきをしましょう。血行促進で楽しく肩こり解消。
お母さんの背中を上下にさすってマッサージ。肩こりと同じで背中も凝るものです。背骨にそってマッサージをしてもらいましょう。
こどもは立って、お母さんは膝立てで背中合わせに。声を掛け合いながらからだをひねりあって両手を合わせます。左右交互に半回転。
これはエクササイズというよりも親子のコミュニケーション。ふつうのジャンケン遊びもお風呂でやるとたのしくなるから不思議なもの。
じゃんけんに負けたらお湯かけられる、そんなルールにしても楽しいはず。水しぶきをぱしゃぱしゃたてて楽しく遊びましょう。
こどもは足裏を合わせて座り、お母さんは後ろから膝をゆっくり押してあげましょう。股関節、太ももの運動になります。