Vol. 26 島田律子
バリ島 至福の時間
島田律子(しまだ りつこ)
タレント・エッセイスト。
1968年、千葉県生まれ。国際線スチュワーデスとして5年半勤務。1994年、テレビ番組のレギュラー主演をきっかけにタレント活動をスタート。女性誌を中心に、コスメやサプリメントに関してコメンテーターとしても活動する傍ら、健康、食、酒、映画、恋愛に至るまで幅広く雑誌やWEBにエッセイを連載中。 また2001年より “日本酒スタイリスト”として全国で講演を行っている。 著書に『35歳は結婚適齢期』(アスコム)、『日本酒美人』(ぴあ)、『私はもう逃げない〜自閉症の弟から教えられたこと〜』(講談社)などがある。
島田律子 公式WEBサイト
1968年、千葉県生まれ。国際線スチュワーデスとして5年半勤務。1994年、テレビ番組のレギュラー主演をきっかけにタレント活動をスタート。女性誌を中心に、コスメやサプリメントに関してコメンテーターとしても活動する傍ら、健康、食、酒、映画、恋愛に至るまで幅広く雑誌やWEBにエッセイを連載中。 また2001年より “日本酒スタイリスト”として全国で講演を行っている。 著書に『35歳は結婚適齢期』(アスコム)、『日本酒美人』(ぴあ)、『私はもう逃げない〜自閉症の弟から教えられたこと〜』(講談社)などがある。
島田律子 公式WEBサイト
私事で恐縮ですが昨年5月になんとか結婚できまして、新婚旅行はバリに行ってきました。
ここでのメインイベントはバリ好きの友人からも、
「すごくいいよ!」
と勧められ、日本から予約を入れたウブドにある人気のキラーナ・スパ。着くと、まず目に飛び込んでくるのは広大な敷地内に点在するヴィラと、アユン川の渓谷美。また敷地内には可愛らしい彫刻やオブジェが飾られていて、まるでお伽の国のよう。そして水の流れる音色がなんとも心地良い。トリートメントを受ける前から、もうすでにリラクゼーションは始まっている感じなのです。
さてトリートメント終了後は、ヴィラに隣接するプライベートプールの時間です。その澄み渡ったプールの水に、私も主人も大はしゃぎで泳ぎまくったのです。
そして一泳ぎした後は、私はジャグージ(※日本でいうジャグジー)を堪能しました。私は自宅でもバスタイムにはミネラルウォーターのペットボトルを持ち込んで、それを飲みながら半身浴をするのですが、ここでも瓶のミネラルウォーター片手に入浴。30分もすると額から汗が出て、体に溜まった老廃物がバーッっと出ていき、体が軽くなるのを実感。またそれを大自然の中でやってるんだもの。その開放感は、そりゃもう格別なんですよ。
このように私がジャグージを楽しんでいた頃、日頃から、
「自分は水太りだ」
と言っていた主人は、ヴィラ内にあるサウナで汗を思いっきり流していたみたい。戻ってきた主人は、なんだか顔も一回り小さくなったようで、ちょっとだけいい男(?)に。なるほどよっぽどの水太りなのだなと、私も納得させられました(笑)。
それが終わると二人で、バレで温かいハーブティーを飲みながら一休み。アユン川を眺めると、渓谷下りを楽しむ人たちの姿が見え、なんだか私たちまで優しい気持ちになれたのです。
今でも、家でこの時の写真を見ながら主人とよく、
「またキラーナ・スパに行きたいよね」
と話しています。その時の私たちの間には、あの時のような特別な優しい時間が流れているように感じられるのです。
文/島田律子(しまだりつこ)
ここでのメインイベントはバリ好きの友人からも、
「すごくいいよ!」
と勧められ、日本から予約を入れたウブドにある人気のキラーナ・スパ。着くと、まず目に飛び込んでくるのは広大な敷地内に点在するヴィラと、アユン川の渓谷美。また敷地内には可愛らしい彫刻やオブジェが飾られていて、まるでお伽の国のよう。そして水の流れる音色がなんとも心地良い。トリートメントを受ける前から、もうすでにリラクゼーションは始まっている感じなのです。
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そんな中で、私はまるでお姫様にでもなったような気分でフェイシャルトリートメントコースを、そして王子様(?)である主人は全身のマッサージトリートメントコースを受けることに。セラピストの手のぬくもりと、頬を撫でる川風があまりにも気持ちよくて、私はぐっすりと深い眠りに落ちてしまいました。ああ、なんて至福の時!さてトリートメント終了後は、ヴィラに隣接するプライベートプールの時間です。その澄み渡ったプールの水に、私も主人も大はしゃぎで泳ぎまくったのです。
そして一泳ぎした後は、私はジャグージ(※日本でいうジャグジー)を堪能しました。私は自宅でもバスタイムにはミネラルウォーターのペットボトルを持ち込んで、それを飲みながら半身浴をするのですが、ここでも瓶のミネラルウォーター片手に入浴。30分もすると額から汗が出て、体に溜まった老廃物がバーッっと出ていき、体が軽くなるのを実感。またそれを大自然の中でやってるんだもの。その開放感は、そりゃもう格別なんですよ。
このように私がジャグージを楽しんでいた頃、日頃から、
「自分は水太りだ」
と言っていた主人は、ヴィラ内にあるサウナで汗を思いっきり流していたみたい。戻ってきた主人は、なんだか顔も一回り小さくなったようで、ちょっとだけいい男(?)に。なるほどよっぽどの水太りなのだなと、私も納得させられました(笑)。
それが終わると二人で、バレで温かいハーブティーを飲みながら一休み。アユン川を眺めると、渓谷下りを楽しむ人たちの姿が見え、なんだか私たちまで優しい気持ちになれたのです。
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日本では、なかなかこういう自然の中でのリラクゼーションの場に身を置く機会がないのですが、本当の贅沢とはこういうことを言うのでしょうか。身も心も心底リラックスできたのでした。今でも、家でこの時の写真を見ながら主人とよく、
「またキラーナ・スパに行きたいよね」
と話しています。その時の私たちの間には、あの時のような特別な優しい時間が流れているように感じられるのです。
文/島田律子(しまだりつこ)