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入浴法

手軽な健康法「シャワー浴」

マッサージ効果で疲労回復

シャワーはとても便利。疲れて入浴は面倒、でもシャワーなら…という人が多いようです。また浴槽につかる入浴をしていても髪を洗うとき、身体を洗うときなどにもシャワーを使いますよね。そんなシャワーのもう一つの使い方にシャワーリングがあります。
シャワーリングの一番効果的なものとして挙げられるのが「肉体的な疲労回復」。また意外にオススメなのがシャワーによる冷水浴法です。大分県には「寒の地獄」という、湯温が13℃の冷泉があるそうです。この冷泉につかると体調が非常に良くなると評判だとか。その効果の原因は泉質というよりはむしろ寒冷刺激を受けることにあるそうです。つまり冷水浴の効果、ということ。恐る恐るでも試してみてはいかがですか。
資料提供/協力:植田 理彦(うえだ みちひこ)先生『からだによく効く お風呂の入り方』(出版社:池田書店)

シャワー浴び方入門

まず温度を確認。体温よりも少し高めの38℃〜40℃くらいにがベスト。
体の末端、手・足から徐々に体の中心部にむかっていきます。円を描くようにしてかけていくとよいでしょう。
一通り全身にかけ終わったら、お湯の温度を少しずつ上げていき42℃程度にします。あとは存分にシャワーを浴びて下さい。
寒い冬は、最後に20℃くらいに下げた水をサッと浴びてから出ると、保温効果があります。くれぐれもタオルで十分に水分を拭き取って下さいね。

シャワー活用術・シャワーリング編

シャワーリングには肉体的な疲労回復効果があります。 マッサージ効果を得るためには、シャワーの水注圧は強めがよいでしょう。近ごろは様々なシャワーヘッドが市販されているので、興味のある方はこだわってみてもいいのでは?
シャワーリングの前に42℃くらいの熱めのお湯に5分くらいつかりましょう。

1.「凝り」を感じる部位、肩や首、腰などに40℃前後のシャワーを各5〜10分くらいゆっくりとあてます。
2.シャワーを浴びながらのストレッチ。お湯の温度は40℃くらい。背中にシャワーを受けながら、腰を前にかがめます。
3.40℃くらいのシャワーを脚にかけます。足首をゆっくりとまげたり伸ばしたりします。

シャワーリングの後はぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。

シャワー活用術・冷水編

胃腸の弱い方にオススメ
  • (1)胃液の分泌が高まり、胃腸の働きが活発になります。
  • (2)呼吸量が増えるので血圧が上昇。筋肉や肝臓の代謝がよくなります。
    そのため、筋力が高まり皮膚に張りがでるので疲労回復につながります。
  • (3)血管の縮小・拡張が活発になるので血管の鍛練になります。
  • (4)一種の興奮作用が高まるため心理的に緊張し、元気が回復します。

まず体温に近い温度、37℃くらいのお湯に設定しシャワーを浴びます。
一通り全身に浴びた後、30℃まで水温を下げ再度シャワーを全身に浴びます。
徐々に水温を下げ、最終的には18℃〜20℃くらいの温度にし、20秒〜30秒間浴びましょう。

冷水シャワーにおける諸注意
最初から冷水を浴びるのは大変危険です。
血圧が急上昇してしまいます。
また皮膚の汚れが毛穴に取り込まれてしまうため、衛生面においても好ましくありません。
※高血圧症の方、心臓の弱い方はお止め下さい。

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