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湯煙コラム

Vol. 24 渡辺佳子

ミストサウナ&スパトリートメントは、美の最強コンビ!

渡辺佳子(わたなべ けいこ)

女性誌、男性誌の美容ページの企画、取材編集を本業とする美容ジャーナリスト。
現在 セブンシーズ誌にて世界のスパをリポートする記事を連載中。文芸春秋「Crea」で15年続いている名物企画「コスメチャット」、小学館「美的」の「おでかけ美的クラブ」マガジンハウス「Hanako」の「ブームの予感」その他、オペークギンザのコスメコーナーのコンセプト作りや商品選びなど店舗プロデュースも手がけている。

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お風呂関係で私が最近凝っていることといえば、おうちフットバス!つい最近、ブクブク泡が出ると同時に、心地よい振動でマッサージ効果のある市販のフットバスを手に入れたので、ちょっと暇があるとテレビ見ながら、or読書しながら、ブクブクやってます。

単に足を入れてるだけではつまらないのでお気に入りのフォームバスやバスミルクを入れて足を浸すんですが、そうすると香りが湯気にのって部屋にまで広がり、なかなかいい感じなのです。
ブクブクが終わったら、これまたお気に入りのボディクリームで、足裏からくるぶしくらいまでをきっちり保湿。足が十分暖まっていますから、香り立ちがよく、歩いているだけで足のほうからふんわりいい香りが漂ってくるという、贅沢気分が味わえます。いま、出番が多いのは、シャネルのココ マドモアゼルのバスフォームか、No5のバスオイルでブクブクしてから、スルタン ド サバというモロッコ発スロー美容のミントティーの保湿クリームで仕上げるという、自称・簡単ミニスパコース。
スパといえば、近ごろのスパにはサウナやジャクージなどの設備が標準装備になり、トリートメントを受ける前20分から30分前にチェックインして、存分にこうしたバスエリアを堪能してください、と勧められることが多くなりました。私は、いきなりカーッと熱いサウナに入って耐えるというより、徐々にジワジワ汗をかくことができる低温のスチームサウナのほうが好きなのですが、とくに好きなのはショウガやレモングラスなどを入れてくれるハーブ・スチームサウナ。

一度、ハワイで風邪をひきそうなときに、ショウガ入りスチームサウナに入ってカラダを暖めながら深呼吸してたら、ショウガの消炎効果ですっかりノドの痛みや鼻づまりが治ってしまったことがあるのです。
それ以来もう病みつきで。ことに、タイでは、地元の特産ハーブを利用したサウナが、トリートメントメニューにも組み込まれているので、嬉しい限り。ハーブの力でカラダの中からの解毒や消毒ができたり、肌の保湿ができたり、スパのトリートメントと組み合わせると健康面でも美容面でもかなりのメリットがあるのです。

残念ながら日本ではまだハーブサウナはなかなかないうえ、高温のドライサウナが主流ですが、この夏にリニューアルされたばかりの新宿のパークハイアット東京のスパには、50℃程度の低温ウェットサウナができ、じっくり汗を流しながら、細かい霧で肌を保湿することができて、とても快適でした。
今後は日本にもハーブ入りのスチームサウナが広まって、気軽に入れるようになるといいなぁ〜と期待しているところです。

文/渡辺佳子(わたなべけいこ)

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