癒し効果たっぷり「ミスト浴」
あたたかな霧で、心身のコリがほぐれる
ぬるめの温泉に長時間入っていると、ついウトウトしてしまうことがあるでしょう。これは副交感神経の働きが促されて、心と体が「休息モード」へゆっくりと導かれていくためです。
ミストサウナによる「ミスト浴」も同様の効果があります。ミストサウナは温かい蒸気で、体を穏やかにあたためます。ミストサウナは低温のうえ、水圧がかからないので、急に血圧が上がるおそれが少ないというメリットがあります。また蒸気のおかげでノドや鼻が乾かないので、長い時間ラクに入浴することができます。
そこで、ミストサウナを取り入れた“癒し入浴法”をご紹介します。このプログラムは、精神疲労や不眠症に目覚ましい効果があります。
※ ただし高血圧や心臓病の方には不向きなので注意してください
資料提供/協力:温泉療養アドバイスセンター
step.1
体の末端の方から順にかけ湯をして、体にお湯をなじませます。
step.2
37℃程度のぬるめのお湯に、20〜30分じっくりと半身浴します。
step.3
ミストサウナに入浴します。ミストサウナは、だいたい室温約40℃程度に保たれていますので、10分を目安にして、あたたかな蒸気を浴びながらゆっくりと入浴します。
ミストサウナ入浴後は、少しの間、湯船の外で休むようにしましょう。
step.4
シャワーなどで、肩にお湯を当ててマッサージします。シャワーヘッドを調整できる場合は、「打たせ湯モード」にします。ただし、お湯の勢いが強すぎないように注意しましょう。
step.5
湯船のお湯を、寝そべることができる程度の高さまで抜き、ぬるいお湯の中に横たわるようにして入浴します(寝湯)。水面に近いところで体を浮かせるように入浴するので、水圧の負担が少なく、長く入っていることができます。血液やリンパ駅の流れがよくなり消化も促進され、心身ともにリラックスできます。