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入浴法

「頭痛」の改善のために

疲労やストレスからくる頭痛は、お風呂で解消

偏頭痛や心身の緊張から起こる緊張性頭痛はお風呂で軽減することができます。偏頭痛の原因は脳の血管が収縮または拡張するためで、またの名を血管性頭痛といいます。また緊張性頭痛は首や頭の周辺の筋肉の疲労やストレスが原因です。またの名を緊張型頭痛といいます。
これらの頭痛でお悩みの方はぜひお試しあれ!入浴療法が頭痛のすべてに効果があるわけではありません。有効なのはあくまでも偏頭痛や緊張性頭痛の場合であるということを忘れずに…。
資料提供/協力:植田 理彦(うえだ みちひこ)先生『からだによく効く お風呂の入り方』(出版社:池田書店)

頭痛に効果的なツボ

「ツボをおす」という健康法はよく耳にしますが、実際自分でツボを探すのは素人には難しいことです。
シャワーならば正確な一点ではなく一度に幅広く刺激することができるので「このあたり…」というおおまかな位置を知っていれば十分。ですから簡単、手軽にツボを刺激することができます。
★ 温水シャワーの温度は43℃が目安です。シャワーを当てるとやや熱く感じるくらい。
★ シャワーヘッドを絞る、またははずすとより効果的

首から肩のライン
首から肩のラインを中心に、温水のシャワーを当てます。血行を促して頭痛の素となるこりをほぐしましょう。時間は2,3分。

親指と人さし指をピンとのばした状態でくっつけた時にできるシワの最も手首寄りの端
慢性的な頭痛には全頭点という手の甲のツボ。温水シャワーを2,3分当てます。

第4指と第5指の骨の合わさる部分。指の付け根から足首にむかって指をすべらせるとわかるはず
偏頭痛には臨泣という足のツボ。毎日くり返すことで偏頭痛がおこりにくくなります。温水シャワーを2,3分当てます。

慢性頭痛

慢性的な頭痛の場合は、42℃以上のお湯に入る高温反復浴による全身浴が効果的です。
反復で3回くり返します。入浴が無理な場合は足湯だけでもかまいません。


42℃以上のお湯に腰までつかり、3分間。


浴槽から出て、5分間の休息。

偏頭痛

突然起こる偏頭痛には下記の方法で対処してみて下さい。だいぶ痛みが軽くなるはずです。

青くなる人

お湯に5分間つける→2分間休む
を3セット

赤くなる人

水に5分間つける→2分間休む
を3セット

緊張性頭痛

首から後頭部を中心に締め付けられるような痛みを伴う緊張性頭痛の場合は、手または足をお湯と水に交互にひたすと良いでしょう。この方法だと入浴をする必要がないので、頭痛が起こったときにすぐにできます。
入浴方法では、38℃〜40℃のぬるい湯にじっくりつかる全身浴がおすすめです。
反復で5回くり返します。最後は水で終わらせるのがポイントです。


42℃以上のお湯に3分


水に10秒

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