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入浴法

「腰痛」の改善のために

しつこい腰痛は、お風呂で解消

「腰痛」とひとくくりにいってもその原因はさまざまで、専門医でさえも診断に迷うことがあるそうです。
今回紹介する入浴法が効果的な腰痛は、長時間おなじ姿勢を続けるなど筋肉の疲労によっておこる腰痛、年齢とともに脊椎が変形しておこる腰痛など慢性的なものです。 (急性の腰痛の場合、入浴することで症状が悪化することもあるので、すべての腰痛に効果があるとは考えないで下さい。)
慢性的な痛みは血液の循環がスムーズにいかず、筋肉に疲労物質がたまることによっておこります。これらの循環を促してくれる温熱の効果にくわえ、体重の負担を軽くしてくれる浮遊力効果があるお風呂。腰痛に悩まされている方はゼヒ実行してみて下さい。
資料提供/協力:植田 理彦(うえだ みちひこ)先生『からだによく効く お風呂の入り方』(出版社:池田書店)

「ツボをおす」という健康法はよく耳にしますが、実際自分でツボを探すのは素人には難しいことです。
シャワーならば正確な一点ではなく一度に幅広く刺激することができるので「このあたり…」というおおまかな位置を知っていれば十分。ですから簡単、手軽にツボを刺激することができます。
★ 温水シャワーの温度は43℃が目安です。シャワーを当てるとやや熱く感じるくらい。
★ シャワーヘッドを絞る、またははずすとより効果的

感情線の先端部分にあるくぼみ

いろいろなタイプの腰痛を緩和してくれるのがこのツボ、その名を後谿(こうけい)といいます。 温水シャワーを2,3分当てます。

外くるぶしの後ろ側にあるくぼんだ部分

腰椎,ウエスト付近が痛むときにはこのツボ、崑崙(こんろん)。 温水シャワーを2,3分当てます。

内くるぶしの前側、指1本分にあたる位置

前屈をすると痛む場合やウエストの左右どちらかが痛む場合はこのツボ、中封(ちゅうほう)。 痛みがあるほうの足に温水シャワーを2,3分当てます。熱をもっているようならば、冷水シャワーで20〜30秒冷やします。

内くるぶしの後ろ側、指一本分にあたる位置

ウエストから下のほうが痛む場合はこのツボ、照海(しょうかい)。 温水シャワーを2,3分当てます。

1.

38℃〜40℃のお湯に20〜30分、ゆっくりつかります。この間に血液の循環がよくなり、乳酸などの疲労物質も流してくれます。

2.

※痛みのでない程度の軽い運動も有効です。
※痛みのひどい人はやらないでください。

浴槽の縁に手をかけて、腰や背中をゆっくり反らします。 おなかを膨らませたり、へこませたりをくり返すだけでもよし。

3.

※痛みのでない程度の軽い運動も有効です。
※痛みのひどい人はやらないでください。

体をのばすことができる浴槽ならば、足をぐっと伸ばして腰をストレッチしてみましょう。

4.

あがる数分前にお湯の温度を42℃くらいまで上げ、熱くなってから2〜3分の間がまん。腰を十分に温めてから上がるとさらに効果的です。

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