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お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
湯煙コラム

Vol. 63 山本芳樹

舞台の上でも入ったお風呂

山本芳樹(やまもと よしき)

兵庫県出身。1996年に劇団Studio Lifeに入団。甘いルックスと繊細な演技、特技のダンスで看板俳優に。『トーマの心臓』『月の子』『LILIES』など劇団を代表する作品に出演。加えて映画『アザーライフ』(2006年)、ダンスカンパニーカレードスコープ『闇から闇へ伝えられていく』(文化庁芸術祭優秀賞受賞作品)等、舞台に留まらない幅広い活躍に注目と期待が高まる実力派。
2012年3月14日・15日に表参道GROUNDで開催される舞台『クロイツェル・ソナタ〜光子・黒い瞳の伯爵夫人〜』に向けて目下稽古中。

劇団Studio Life
舞台『クロイツェル・ソナタ〜光子・黒い瞳の伯爵夫人〜』特設サイト
 
子どもの頃は両親と一緒に銭湯に通っていましたが、小学校に上がると友達と通い始めました。放課後になると銭湯に行って、なかでずっと遊んでいたんです。両親との思い出もたくさんありますが、その当時の僕にとって銭湯は友達と行く遊び場。まさに社交場です。

だから今も銭湯に行く習慣が残っていて、暇を見つけては通っています。近所にお気に入りの銭湯があるんです。銭湯好きにはけっこう有名な場所らしいのですが、サウナもあるし、リラックスできて最高です。
自宅のバスタイムでも入浴剤を入れて楽しんでします。

ファンの方に入浴剤をプレゼントしていただくことも多いんですよ。お気に入りの入浴剤もあるし、地方の温泉の効能を自宅で楽しめるものもいいですね。やはりお風呂に入浴剤は欠かせないです。湯船に入るたびにいろいろ試しています。

時間が取れないときはシャワーだけですが、僕にとってはお風呂に入るということはお湯につかること。舞台の仕事はハードなので‘疲労をとる’という効果が一番の目的ですが、それ以上に気持ちをリセットできるので好きです。もともとのんびり屋なので動きが遅いだけかもしれませんが、一度入ると結構長く入っています。僕にとっては最も手軽にできるリフレッシュ法ですね。
舞台の上でお風呂に入ったこともあります。

そのお芝居では、入浴するシーンがストーリーの中で重要だったんです。そこはリアルにと、バスタブにお湯をはってちゃんと入りました。けっこう熱めの湯加減だったので、温まって体が赤くなっていたみたいです。バスタブから出て服を着て次のシーンへと続くのですが、「体が赤くなっている!」とお客さんにもわかったようで、その舞台のときはバスタブに近い客席が集中して先に埋まったと聞きました(笑)。

入浴のシーンがある舞台はあっても、本当にお湯につかった俳優は少ないのではないでしょうか。だから、僕はお風呂に縁があるのだと思っています。“風呂好き俳優”といっても過言ではありません!
温泉も好きですね。休みが取れてどこに行きたいかと言われたら、海外もいいですけど、僕は温泉に行きたい。

先日も母と温泉に行ってきました。そこには体育館くらいの巨大な浴場があってびっくりしましたが、とても開放的で気持ちよかったです。本当に大きくて、あんな温泉は初めてでした。そこは混浴だったので、母は最初恥ずかしがっていましたが、女性専用の時間もあるし「絶対入ったほうがいい」と勧めまくったんです。母も喜んでくれました。
このコラムに登場させていただくということで、お風呂が好きか改めて考えてみたのですが、これまで気にかけたこともないほど自然な行為なのだと気がつきました。風呂好きなほうだとは思いますが、僕にとってお風呂を楽しむということは、当たり前であり、欠かせない習慣です。

文/山本芳樹(やまもと よしき)

舞台「クロイツェルソナタ」

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