パナソニック、「湯たんぽミラー」が気になる!
くもり止めを塗っているわけでも、電気を通しているわけでもないのに、なぜだかミラーがくもらない。その名も「湯たんぽミラー」。かなり気になるネーミングですね。
仕掛けは一目瞭然、上図のようにシャワー用のお湯の配管をミラーの裏面に通し、その熱を利用してミラーを温めてくもりを抑えるという訳です。まさに“裏技”。アイデアのつまった商品ですね。
使い方は、シャワーからお湯が出始めて、約1分でくもり止め効果が出始めます。あとは、シャワーのお湯をサッと鏡に掛けるだけ。シャワーを止めても、くもり止め効果は約5分間持続します。
そんな、画期的な「湯たんぽミラー」が、4年ぶりにモデルチェンジするという「パナソニック バスルーム ココチーノ」に搭載されるとのことです。
「湯たんぽミラー」の開発に携わったパナソニック(株) エコソリューションズ社 石川俊宏さんに、湯の国からの質問に答えていただきました!
Q1)このシャワー用配管で温めるというアイデアはどこから生まれたのですか?
家内が浴室でメイク落としする時に、数秒間シャワーを鏡に掛けていて
こうするとしばらく、くもらないと言っていたので、
それがヒントになりました(それではお湯が勿体無いので)。
更に鏡を裏から温めたらいいのでは?というのが発想の発端です。
Q2)実現に難点はありましたか?
配管の熱をいかに鏡に効率よくムラ無く伝えるかで配管形状や素材で
色々工夫しました。
Q3)ユーザーの浴室ミラーへの要望、不満点は?
くもりや汚れに対するコンプレインが多いと予想していたのですが
改めて調査してみると思った以上に、不満に感じている人が多いことに
驚きました。掃除が嫌で鏡を外している方もいらっしゃいました。
Q4)使用者の評価はいかがですか?
内覧会の社内評価はとても高いです(特に男性)。
「いままでは浴室の鏡が曇ってるから、事前にメイク落とししてたけど、
これだったら浴室でメイク落としする」とおっしゃって頂いた時は
嬉しかったですね。
Q5)ネーミング、「湯たんぽ」をチョイスした理由は?
エコのイメージと、お湯で温めるという原理が
共通なことから採用しました。
反応が心配でしたが、パナソニックらしいと言って頂いています(笑)。
なんと、奥様との会話から生まれた新商品!!といっても過言ではないですね。 いろんなところにアイデアのヒントがあるものなんですね。
この「湯たんぽミラー」が組み込まれた新しい「パナソニック バスルーム ココチーノ」の受注開始は、2012年6月21日からだそうです。期待大です。
↓「ココチーノ」について詳しくはパナソニックホームページへ
http://sumai.panasonic.jp/bathroom/cococino/newproducts/
また、パナソニックには、くもり止め(※)部分をミッキーマウスのシルエットで表現したミラーもあります。浴室内の湯気で、時間とともにミッキーマウスのシルエットが浮かび上がってきます。夢がありますね!
(※)こちらはお湯の熱ではなく、電気式のくもり止めヒーターです。
↓「ミッキーマウスシルエット・ミラー」について詳しくはパナソニックホームページへ
https://sumai.panasonic.jp/disney/cococino/