日本のお風呂をもっと楽しもう『湯の国』
お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
湯煙コラム

Vol. 81 上田祥子

お風呂はアンチエイジングの絶好の機会!

上田祥子(うえだ さちこ)

美容ジャーナリスト
'91クラリオンガールに選ばれ、モデル、リポーターなどを経て現在に至る。女性誌やウェブサイトを中心に美容記事を執筆。美容のコンサルティングや商品企画も手掛ける。韓国やタイ、香港などアジア美容にも詳しい。
著書に「大人美肌の韓国コスメ」(竹書房)、「タイ・バンコク ビューティガイド」(キッズネット)他。プロデュースしたお茶「すらっと減茶」(チュンティンジャパン)も好評。
アップフロントプロモーション所属。
 
不思議なほど引っ越しが多い人生です。独身のときは2年に1度の割合で移転していましたし、結婚してからも転勤や夫婦共に変化を好む傾向があって、変わらず引っ越しを繰り返しています。ずっとマンション暮らしなのですが、新居を選ぶにあたって、大きな決断基準となるのがバスルーム。他の条件がどれだけ整っていても、浴槽のサイズや深さ、形が気に入らなかったらその物件は諦めてしまうほど。だから今の家も、とにかくバスルームが好きで珍しく長く住んでいるんです。
私にとってお風呂とはリセットの場であり、最大の美容スポット。浴槽に浸かると疲れやストレス指数がカチッと巻き戻って気力がむくむくと湧いてきます。次の仕事に繋がるいいアイデアを思いつくことも多いですね。体を洗うと心身がリセットして清々しい気分になれるので体を洗うスポンジやタオル、それにボディソープは常に数種類置いて、気分と肌のコンディションに合わせてセレクトするようにしています。
最大の美容スポット、と書きましたが美は寝ている間だけでなくバスタイムにもつくられるもの。適温のお湯につかると、めぐりが良くなって、血色もアップします。それだけでも美と健康にとってありがたい効果ですが、ちょっとした工夫で美肌力も高まりますし、ヘッドスパを取り入れれば気軽にエイジングケアだって可能です。

まず積極的に活用したいのが入浴剤。バスソルトや湯の花などさまざまなものを使っていますが、中でもまめに入るのがヨモギ風呂です。乾燥ヨモギをだしパックに入れたりガーゼに包んで浴槽に浮かべるだけで、簡単に本格的なヨモギ風呂を楽しむことができます。体があたたまるだけでなく肌をなめらかに整えてくれるので肌が乾燥しやすい方や肌あれが気になる方にもおすすめです。コストパフォーマンスがいいのも嬉しいポイント。
お湯に浸かっている間はリンパマッサージやツボ押しで滞りを改善させます。ただし長く浸かりすぎてしまっては肌のうるおい成分がかえって失われてしまうので、15分〜20分が目安です。

さらに、40代になって顔のたるみが気になりはじめたので、週に2回はヘッドスパアイテムで頭皮マッサージを行うようにしています。地肌がきれいになるのはもちろんですが、実はフェイスリフトにもとても効果があるんです。顔と頭皮は皮一枚で繋がっているため、頭のポイントをマッサージするだけで小顔印象に近づくことも。
マッサージを取り入れてからは、普通にシャンプーするときもぐぐっと引き上げるようにしています。若返りのチャンスなのに、ただ髪を洗うだけなんでもったいないですから(笑)
海外出張が多いのですが、出張先でもやはりバスタイムは至福のひととき。
先日バンコク滞在の際にも薬草系の入浴剤を持参して毎日きちんとお風呂に入りました。でも海外だとバスタブにお湯をためるとき、ちょっと緊張してしまうんです。というのも以前アメリカに住んでいたときに、バスタブからお湯を溢れさせてしまったことがあるから!日本とは造りが違うのでバスルームが水浸しになってしまい、しかもなかなかお湯がはけず本当に大変でした。
それ以来、海外でバスタブにお湯をはるときはアラームをセットするか、じっと見張るようにしています(笑)。
そんな緊張を伴いつつも、いつでもどこでもきっちりお湯に浸かるのだから、私も本当に風呂好ですね。

文/上田祥子

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