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お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
湯煙コラム

Vol. 96 野沢和香

バスタイムでストレスをためない毎日を

野沢和香(のざわ わか)

1977年2月5日生まれ。モデル・ヨガインストラクター。数多くの雑誌、CMやテレビ番組で活躍するかたわら、 2007年に全米ヨガアライアンス(ヨガ指導資格)を取得し、 1つのスタイルにとらわれないヨガを指導している。日本最大のヨガイベント「YOGA FESTA」で、毎年200名のクラスを満員にするなど、最も旬なヨガインストラクターの一人。 体と心をきれいにしたい女性のために制作したヨガDVDは、ヤフーショッピングのDVD部門で1位を獲得するなど、今後も様々な活躍が期待される。

野沢和香オフィシャルブログ
 
私のバスタイムは、大忙しと言っていいかも知れません。半身浴をしながら、スマホでブログを更新したり、アンケートを読んだり、ときにはペンを持ちこんで日記を書いたりも(笑)。毎晩20〜30分程度は、湯船の中にいます。もともとむくみ体質で、なんとか改善したいと思って始めた半身浴。いまではすっかり習慣となって、お風呂の中での軽いエクササイズやマッサージと組み合わせることで、かなりの効果を実感しています。

エクササイズはとても簡単で、湯船に手をかけて上半身をねじるだけ。マッサージは、リンパや血液の流れを促すふくらはぎの筋肉を中心に行います。お風呂で温まって、身体が柔らかくなった頃にやると、より効き目があります。
湯気がたっぷりのバスルームは、深呼吸をするのにも適していて、汗をたっぷりかくうえに新陳代謝もよくなります。深呼吸をする際は、ぜひ「吸う息」より「吐く息」を意識してみて下さい。お腹を凹ませるイメージでふぅ〜と思いきり息を吐ききり、そのまま自然に吸います。人は「吸う息」の方だけに意識が行きがちなので、ここがポイントです。これだけでかなり汗をかけますよ。ただお風呂の中なので決して無理はしないでくださいね。
私が今ハマっているバスグッズは、「エプソムソルト」。ソルトと名前がついていますが、正式名称を硫酸マグネシウムと言い、海水のにがり成分の一つとか。とても発汗が良いので、いま流行しているらしくよく話題に出てきます。こういったお風呂の最新情報を交換するのも楽しいですよね。
ときにプロ・ヨガインストラクターとしてバスタイムを有効活用しますが、単純に昔からお風呂好きなのです。かつてニューヨークへ短期留学したとき、寮にはシャワーしかなくて、それでもお風呂気分を味わいたい私は、現地の300円ショップでバケツを購入。ひとり足湯に浸かって、周りから不思議な目で見られていました(笑)。今でも海外のホテルに泊まる際は、もしホテルにシャワーしかなければ、たとえランクが下がっても、バスタブ付きの方を選びますね。

バスタブの何が良いかと言えば、重力から解放されること。普段気づかなくても、私たちは多くのストレスにさらされているので、湯船でのひとときこそ、心身ともにリセットしてくれるのではないでしょうか。ストレスをためないことは、私の日常の大きなテーマにもなっています。たとえば痩せたいからと言って無茶はしませんし、食事も制限していません。ダイエット中の人が、つい食べ過ぎて自己嫌悪に陥る…なんてことは多いと思いますが、食事1回分だけで判断せずに、たとえば1週間のスパンで考えて、「昨日食べ過ぎたから、今日は控えめに」など、長い目で調整すれば、きっとうまくいきますよ。
健康的な暮らしのために一番大切なことは、自分の身体と心に、いつも注目することだと思っています。ちょっと疲れたなあと思う日には、お風呂でゆっくり手足を伸ばすのも良いし、お友だちと美味しいものを食べながらたくさんおしゃべりするのも気分が晴れます。心の声に早めに気づいて、こまめに自分メンテナンスを怠らないのが、私の一番の健康法です。

話/野沢和香(のざわ わか)

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