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お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
湯煙コラム

Vol. 115 西山茉希

何をおいても“長風呂”だけは譲れない!

西山茉希(にしやままき)

1985年新潟県生まれ。2005年女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルとなる。他にも「GINGER」(幻冬舎)、ニッセン、イマージュなどの服飾通販カタログにて表紙モデルを務める一方、テレビやラジオなどさまざまなメディアで活躍。2013年俳優の早乙女太一と結婚。同年に長女、2016年に次女を出産。


西山茉希公式サイト http://www.mandb.co.jp/maki_nishiyama/
 
実家は新潟県の長岡市なのですが、子どもの頃から通い続けているスーパー銭湯があるんです。その銭湯に行くために長岡に帰ると言ってもいいくらい(笑)。実家なら母に子どもを預けて、思いっきり入っていられるのが嬉しいですね。帰っている間は毎日通うほど馴染みがある銭湯です。

体を動かすことが大好きで、学生時代はバレーボールやダンスの部活に入っていたので、毎日筋トレやストレッチをして、思いっきり汗をかいていました。いまでもボタボタっと流れ落ちるくらいじゃないと、汗をかいた気になれません。ただ運動したら、そのぶん筋肉がついちゃう体質なんです。モデルになった直後、撮影で「筋肉の筋が見える」と注意されて、これではキレイ路線は無理だと思い、筋トレや体を動かすことをやめました。
でもどうしても汗をかいてすっきりしたい、だったらお風呂で汗をかけばいい!と気がつきました。筋肉もほぐれるし一石二鳥だと、東京でも銭湯通いが始まりました。できるなら銭湯に住んで、ずっとジェットバスにあたっていたいほど幸せな時間でしたね。
今はなかなか銭湯に行けなくなったので、自宅でのバスタイムを大切にしています。
子育て中のママさんたちは、忙しくて湯船に長く浸かっていられないですよね。でも私は、ほかのことは何でも我慢するから、これだけはわがまま母ちゃんにならせてもらおうと思って、お風呂に入る時間はしっかり取っています。だから長女は、「ママはお風呂が大好きだから、呼ぶまではお風呂に入らないで、自由に遊んでいる時間」と理解してくれています。私が湯船にしっかり浸かって満足してから、「おいで!」って言ったら飛んで入ってきます。

初めての子育てのときは、本当に頭がいっぱいになって、旦那さんとのケンカもしょっちゅうでした。でも旦那さんが「(リフレッシュできることで)何かしたいことがある?」と聞いてくれて、「どこにも行かなくていいから、お風呂に長く浸かりたい」と答えたんです。それ以来、私が育児や家事でキリキリしてくると、「お風呂に入れば」と言ってくれます。
18歳で上京して、それまで筋トレばかりやっていたような女の子が急にモデルになったので、華やかなイメージと、素の自分とが噛み合っていないという気持ちがずっとありました。
芸能人やモデルって、キラキラしたところばかりに目が向けられがちだけど、辛いことや大変なことはいっぱいあります。だから芸能人ならではの暮らしぶりよりも、普通に感じたことを発信したい。そう思って、子育てしながら思ったことを隠さずSNSで書いたりしていくうちに、気持ちが楽になってきました。まだ試行錯誤していますが、これからも素直な自分を出したいなと思っています。

将来は、孫がかっこいいと言ってくれるような、おばあちゃんモデルになりたいです。年齢に関係なくかっこよくなるためには、そのぶん中身が伴ってないといけないから、今はいろいろなものを吸収したいと思っています。

話/西山茉希

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