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> vol.5 建築家:上田徹-実験浴室-
「浴室は外の緑が楽しめて、壁と桶、椅子は桧にしては...」と建主に促すと、「維持するのが大変」との返答が多い。そこで自宅で手間いらずの実験室。最小限に抉り込んだ外部に面して台所と浴室の窓をとり、窓横に防虫網張りの風呂用具棚を設けた。最終入浴者は桶などを棚に載せ扉は開放しておく。壁はすぐ乾き、扉を閉めても用具は朝日で消毒され、その後陰干しされる。十八年間ほったらかしで、今のところ特に問題はないようだ。
こじんまりとしてはいるものの落ち着ける風呂場です。家の中で特に水廻りは清潔にしたいところ。風通しがよく床暖房もあるためいつも乾燥していて、カビぬめりと無縁なのは主婦にとって大助かりです。またトイレ、洗面と一体になっているため、いっぱい入る窓台用具棚は、来客のときにそのあたりの雑物(手桶、洗濯板、シャンプー、リンスなど)をよく乾かしながら片付けておくのにとても便利に使っています。