2005年03月15日

FILE040 銭湯経営者の出身地のナゾ

東京や大阪など大都市の銭湯の経営者は、大半が富山県・石川県などの北陸出身者という話を耳にしたことがあります。確かに富山県・石川県には銭湯が多いような気がしますが、なにか銭湯の由来と関係があるのでしょうか?

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湯の国webでも以前、「東京風呂日和」で銭湯巡りをレポートしていましたが、取材の際に銭湯のご主人に出身地を聞くと、ほとんどが石川県・富山県・新潟県の3県の出身でした。 また銭湯のほか、豆腐屋さんもその3県の出身者が多いという話を聞きます。

なぜ、銭湯や豆腐屋さんに3県出身者が多いのかというと、農業県の諸事情と気質によるものと見られています。銭湯や豆腐屋の仕事は、朝が早く、しかもかなりの重労働です。しかし農作業と比べればさほど苦にならないうえ、農家の次男・三男は、故郷にいたのでは自分の土地や財産を持つことは難しかったため、都会へ出て、それらの重労働に就いて長い下積みを重ねながら、独立して自分の店を持つようになったからだといわれています。また、この3県は雪深い気候条件のためか、厳しい自然で培った「ねばり強さ」が適していたともいわれています。

参考HP:
銭湯大一温泉
Yomiuri on-line 関西

投稿者 yunokuni : 15:57

2004年10月01日

File020 10月10日は「銭湯(1010)の日」!

いつも楽しく拝見させていただいてます! 特に「お風呂十二ヶ月」は毎月の季節湯をチェックできるのがお気に入り♪
ところで、うちの近所の銭湯では、10月10日は「銭湯の日」ということで、ラベンダー湯に入ることができます。10月とラベンダーって何か関係あるのかな?

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そもそも10月10日が「銭湯の日」になったのは、1991(平成3)年、東京・江東区の公衆浴場商業協同組合が、10月10日を「銭湯の日」と称して実施したのがきっかけで、1996(平成8)年、正式に東京都公衆浴場業衛生同業組合が「銭湯の日」に制定しました。その後、特別入浴デーとして全国に広まっていったのです。

近年、東京都内の銭湯では「銭湯の日はラベンダー湯」というのが定着してきています。なぜ、ラベンダー湯なのかというと、都内の銭湯では、毎年5月5日は「しょうぶ湯」、12月の冬至には「ゆず湯」と日本伝統のハーブ浴を行っていますが、海外の入浴文化も取り入れようということで、ヨーロッパで広く行われているハーブ浴のひとつである「ラベンダー湯」を行うことになったのです。
ラベンダーは紫色の花をつける香りの良いハーブで、心身のリラックス、免疫力の向上などすぐれた薬効効果が知られています。使われるラベンダーは 、北海道の富良野で有機栽培(人工の香料や着色料の添加なし)されたラベンダーの花茎(乾燥させたもの)が用いられる本格的なハーブ湯です。

ちなみに銭湯の日のほか 、毎月26日は「2(ふ)6(ろ)」の語呂合わせで「ふろの日」(東京ガス制定)、11月26日は「1126(いいふろ)」の語呂合わせで「いい風呂の日」(日本浴用剤工業会制定)など、いろいろお風呂に関する記念日があります。

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投稿者 yunokuni : 12:06 | トラックバック

2004年09月14日

File018 銭湯のタイルは九谷焼!?

この前、ひさしぶりに銭湯にいってきました。昔ながらの銭湯なので、富士山の壁画やタイル画も健在。つい嬉しくなって「立派なタイル画ですね」と、風呂屋の主人に話しかけたところ、「そうでしょ? だってね、このタイルは九谷焼だからねぇ〜」と自慢げ。主人の話によると、銭湯のタイル画はほとんどが九谷焼とのこと。これって、本当の話なんですか?

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「九谷焼」とは、ご存じのとおり石川県九谷から産出する磁器で、江戸時代から続く伝統工芸品です。まさか銭湯のタイル画が・・・と思いきや、実はこれ、本当の話。東京型銭湯の特徴のひとつとなっている「タイル画」の、なんと9割が九谷焼製といわれています。それらのほとんどが石川県金沢にある「鈴栄堂」というタイル店のもので、なかでも「章仙」という画銘のものが多いといわれています。
なぜ金沢のタイルが東京に多くあるのか? また「章仙」とは誰なのか? など、いろいろ調べてみました。

「章仙」とは、タイル絵師・石田庄太郎さんの雅号で、戦後から昭和55年頃までタイル絵師をしていました。石田さんは農家出身で、絵の勉強は全くしておらず、知り合いの貿易商の元で絵付け師をしたのが始まりだったとのこと。昭和初期、石田さんがアルバイトで鈴栄堂のタイル絵師をしていたところ、当時の鈴栄堂の社長がそのタイルをもって、東京へ営業にきたのがきっかけになったといわれています。戦後、東京は銭湯建築ラッシュで、さらに「九谷焼」というブランドの高級感からか注文は殺到し、一気に東京都内の銭湯に広まっていったといわれています。タイル画は主に風景や鳥、おとぎ話の一場面 が描かれ、また浴槽上部には鯉が大変に多く、これには「客よこいこい(鯉々)」の意味が込められています。

このタイル画をぜひ見てみたいという方は、江戸東京たてもの園の「子宝湯」 がおすすめ。足立区千住元町にあった昭和初期の佇まいがそのまま復元されており、石田さんのタイル画を見ることができます。また子宝湯は、かの「千と千尋の神隠し」のモデル湯としても有名です。

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投稿者 yunokuni : 21:02

2004年09月01日

File017 スーパー銭湯と、健康ランドと、クアハウスの違いは・・・

最近、近所に大きな入浴施設ができ、まるでアミューズメントスポットのような賑わいを見せています。私もお風呂大好きなのでよく利用するのですが、こういう大型入浴施設を「スーパー銭湯」というのでしょうか? スーパー銭湯と健康ランド、 それからクアハウスの違いがよくわかりません。

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スーパー銭湯とは一体何なのか? また健康ランドとは? といった明確な定義はないようです。ですが一般的な認識として「スーパー銭湯」とは、普通の銭湯と健康ランドの中間的な施設という位置づけになっています。スーパー銭湯と健康ランドの違いを箇条書きでまとめてみました。

【スーパー銭湯と健康ランドの違い】
  スーパー銭湯 健康ランド
立地 住宅地の郊外に立地しており、客の大半が自動車で移動するため、駐車スペースを完備している。 駅前など、交通の便のよい場所に立地している。客の大半は電車で移動するため、駐車スペースがない場合が多い。
料金 1000〜2000円程度 2000円程度
施設 数種類のサウナや健康ランド並の温浴アイテムを有しているが、休憩スペースや宿泊施設、宴会場などの保養スペースがない。 スーパー銭湯並またはそれ以上の温浴施設があるほか、マッサージコーナーやレストルーム、宿泊施設、宴会場、飲食スペース、ゲームコーナーなどの保養スペースを有する。
営業時間 法規制がないため、地域にあった時間帯で営業することが可能。 宿泊施設があるため22〜24時間営業。施設内に備え付けのリラックスウエア(ムームー・アロハなど)がある。
またクアハウス(kur Haus)とはドイツ語で、クアは「保養・回復・治療」という意味で、ハウスは文字通り「建物」を表す言葉です。クアハウスは入浴効果だけでなく、 運動とリラックスを取り入れて楽しみながら健康になろうという施設です。つまり、のんびり静養して体の不調を直す、わが国古来からある湯治に、温泉医学などの成果と遊び心を組み込んで積極的に健康づくりに役立てられる健康増進施設というわけです。 現在、 日本クアハウス協会に加盟している施設は36(98年10月現在)もあり年間320万人近くの人に利用されています。

参考HP「日本クアハウス協会」
http://www.kurhaus-kyoukai.jp/

投稿者 yunokuni : 15:54