今月は、初めての方でも気軽にお試しいただける「アロマバスのブレンドレシピ」をお送りします。精油は揮発性が高いので、蒸気が満ちるバスタイムは、精油の香りを楽しむのに最適です。精油はその種類によって、気持ちを鎮静させてくれたり、逆に覚醒させてくれたり、さまざまな力を持っています。単体でもその役割は期待できますが、ブレンドさせることによって、もっとパワフルになったり、香りに深みがでたりします。
とはいえ、素人にはどの香りとどの香りの相性がいいのか、はたまた、どのブレンドがどんな症状に役立つのかよくわかりません。そこで、アロマセラピストの先生に、症状別のブレンドレシピを具体的に教えていただきました!
新生活が始まって、普段とは違う疲れを感じたり、高揚した気分が続いてる方も多いと思います。ぜひバスタイムにアロマを取り入れて、気持ちのコントロールしてみてください。
◎半身浴の場合
湯温はぬるめに設定。ブレンドした精油を入れて、よくかき混ぜます。汗が出始めてから10〜20分を目安に、ゆっくり浸かりましょう。
◎足浴の場合
足湯の場合、精油は2〜3滴。できればふくらはぎまで浸かる容器を用意して、40℃前後のお湯をはり、精油を入れてよくかき混ぜます。部分浴はお湯が冷めやすいので、差し湯の用意を忘れずに。ひざかけをすると、温かさを逃しませんよ。
◎シャワー浴、ミストサウナ浴の場合
お皿に精油をたらしてそのまま浴室へ。蒸気で精油が拡散されます。入る前に、精油で作った芳香スプレーをシュシュッとするのもおすすめです。
ご注意
- 滴数を守りましょう
- レシピはあくまでも参考に。自分がいい香りだと思ったものが、その時あなたの体が欲している精油です。自分が好きだと感じる香りからお試しください。
- 柑橘系の精油には注意が必要です。ピリピリ感を感じた場合は、精油を小さじ1程度のミルク、ハチミツ、お酒のいずれかと混ぜ合わせてからご使用ください。
- 妊娠中の方や幼児の使用に注意が必要です。
精油は、大きく3つのタイプに分類できます。ひとつ目は気持ちを明るくしてくれる「強壮」タイプ、ふたつ目は逆に気持ちを鎮めてくれる「鎮静」タイプ、そしてみっつ目はその間の「中間層」タイプ。これら3つのタイプを、ひとつに偏ることなくブレンドするのがポイントです。
今回のレシピでは、どの香りがどのタイプに属しているのかを、色とマークでわかりやすく表示してみました。ぜひ参考にしてみてください。
◎用意するもの
・スプレー容器
・無水エタノール5ml
・精製水25ml
・精油5〜6滴
◎作り方
ボトルにエタノールと精油を入れてよく混ぜ合わせ、そこに精製水を加えてよくシェイクする。
◎使い方
お風呂場全体にスプレーしてから入浴します。柑橘系の香りが好きだけど、アロマバスだと肌に刺激があって……という方は、この芳香スプレーがおすすめです。お部屋用のフレグランススプレーとしても使えます。
芳香スプレーは、毎回振ってからご使用ください。
スプレー容器はできれば遮光タイプのものを選びましょう。
ラベンダーやサイプレスなど殺菌効果のある精油を使えば、浴室のカビよけスプレーとしてもお使いいただけます。入浴後、いったん浴室の温度を下げてから、カビが気になる場所にスプレーしてみてください。
Q. 同じ精油は三ヶ月までってホントですか?
A. 同じ香りを嗅ぎ続けると、感覚がマヒしてどんどん香りの濃度を強めてしまうことがあります。できれば異なる香りの精油を5本程度そろえて、その日の気分に合わせてブレンドして使用することをおすすめします。
Q.同じ精油でも、体調によって働きかけ方が変わるんですか?
A. 精油の力は変わりませんが、香りを受け止める私たちの感覚には、日々変化があります。なので、昨日は好きだった香りが今日はダメということも起こります。
精油のパワーばかりを重視するのではなく、その日その時に自分が「いいな」「好きだな」と感じる香りを使うことが大切です。
Q.いろんなブランドの精油がありますが、選ぶ時のポイントはありますか?
A. 選ぶ第一のポイントは天然であること。ですが何を持って「天然であるか?」を確認するのか、とても難しいのが現状です。
一般消費者の方が見極る方法としは「成分の分析表が付いているか?」「価格が異常に安くないか?」精油は天然の植物から抽出されたオイルなので決して安価ではありません。平均して5mlで1,000〜1,500円前後の価格帯です。これよりも大幅に価格が安いものなどは天然でないことが考えられます。
また「老舗のブランド」を信用する。「オーガニック認定を受けている商品か?」を確認するなどが限界かと思いますので、プロのアロマセラピストにアドバイスを受けることをおすすめします。
精油は、おもに炭素と水素、酸素からなる揮発性の高い有機化合物です。揮発性が高いからこそ、湿度温度ともに高い浴室は、芳香浴にぴったりなんですね。
精油が抽出できる植物はおよそ200種類と言われています。精油を作るのには大量の原材料が必要で、例えばバラの精油であれば、たった1滴を抽出するのに、60〜100本ものバラの花が必要だといわれています。