コルビジェの風呂・サヴォア邸
六本木ヒルズ・森美術館で『ル・コルビジェ展』が始まりましたね。
さて、湯の国Web的にコルビジェと言えば、やはり20世紀の住宅の最高作品の一つと言われているサヴォア邸(1931年竣工)のバスルーム。
3年前にフランス旅行の際、やはりコルビジェ設計で有名なロンシャンの礼拝堂、ラ・トゥーレットの修道院とともに訪れました。
天窓からはやわらかな光が降り、湯上がりに休息するための長椅子(この曲線はLC4 シェーズロング!)が他の部屋との境界線上に配置される...。3色のコントラストもきれいです。
居住者の心身を癒し、リセットを促すために邸宅内に設置された高度な機能空間。
そして、その機能性はデザインとして具現化された。
素晴らしい。美しい。なんて斬新。
このように建築素人にも、そのコンセプト(近代建築の五原則なる...)をとても解りやすく邸宅の各部位で示してくれています。一目で解るように、具体的に、シンプルに。
これが今から76年前の作品...。
ル・コルビュジエ、心より尊敬します。
▼コルビジェ提唱の近代5原則を具現化したサヴォア邸
1. ピロティ(1階部分をエントランスホールや駐車場、多目的スペースなどとして活用)
2. 屋上庭園
3. 自由な平面
4. 独立骨組みによる水平連続窓
5. 自由な立面
posted by yunokuni staff |
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