浴室にも家全体の考え方が貫かれています。洗面室も浴室も南側は全面ガラス張り。ブラインドを開ければ中庭とリビング、和室まで見渡せるオープンな空間になります。一日中、光が射し込むサンルームのような浴室です。
篠原さんがいつも設計で気をつかうのは、狭苦しくなく、広々と感じさせること。
「窮屈な印象にならないように、洗面室と浴室の間は仕切りません。必要な場合は、ここのように透明ガラスで仕切ったり、同じ床材にして連続性をもたせます。白でまとめたのも明るく広がりを感じさせるためです」
洗面台や収納はカウンタータイプのすっきりとしたデザイン。洗面室と浴室を合わせても約2坪しかないのが信じられないほど広々しています。
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