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お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
わが家の風呂づくり Vol.7「住まいの最上階にある浴室」TOP1
佐久間さん一家は家族そろって大のお風呂好きです。来客をもてなすことが多く、新築する時はジャグジーパーティが楽しめるような大きく、開放感のある浴室が欲しいと考えていました。そんな佐久間さん一家の夢を知った建築家の篠原宏幸さんは、家の中の特等席に浴室を配置することにしました。
浴室は住まいの最上階にあります。床から天井までの大きな全面ガラスの窓は浴槽側に傾斜していて、湯舟につかると空が見渡せます。窓を開け放すと、まるで露天風呂のような開放感。気になる外からの視線はテラスの塀で遮っているので安心です。設計する時に一番悩んだというのが、この塀の高さです。圧迫感がなく、外からの視線をシャットアウトできるように、立ったり座ったりしながら、最適な高さを決めました。おかげでサウナから出てそのままテラスで涼むことができます。
浴室は約2坪のスペースです。温泉気分でジャクジーパーティが楽しめるように浴槽は大人2人がゆったりと入れる大きさのものを選び、シャワーは2つ設けました。
テラスの横には階下のテラスに降りるための螺旋階段があります。テラスにいる人と話をしたり、または飲み物片手に行ったり来たりしながら楽しむこともできます。
「休日は昼間に空を眺めながらゆっくりと入ります。夜月明かりだけで入るお風呂もロマンチック。雪が降った時も素敵なんです。風呂上がりには、下のテラスで冷たいビールを飲むんですが、これがまた最高です」
傾斜した窓はクリアガラスのため、閉めきっていても眺めがいい。奥に見える扉が、リフレッシュのための1人用サウナです。
写真のようにテラスにテーブルを置いてくつろぐこともできます。
浴室横の階段から階下のテラスを見下ろしたところ。ここから家族や友人に声をかけたり、入浴後に涼んだりできます。
南に面していて、日中は陽が差し込む気持ちのいい空間です。中央に見えるのは階段の手すり。手前に扉があり、それを開けてみたところです。