日本のお風呂をもっと楽しもう『湯の国』

お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
東京風呂日和 Vol.10「根津エリア 〜六龍鉱泉〜」123
TOKYO FUROBIYORI
東京風呂日和
灼熱の(?)下町文化を肌で体感。
半身浴でリラックス?
反復浴でダイエット!など入浴法も多様化する昨今、
みなさんはどのような入浴方法を実践していますか?
 
「てやんでぇ、ばっきゃ〜ろ。風呂は熱いところをサッと入るのが粋なんだよ!」
怒濤の江戸弁でまくし立てる生粋の銭湯マニアが泣いて喜ぶのが、この六龍鉱泉であろう。浴槽は2種類あり、一応『熱めの湯』と『ぬるめの湯』があるのだが、ゆるめの湯でも45℃以上、熱めの湯は46℃以上あるという。
身を固くしつつ、覚悟を決めてエイと一気に肩まで浸かってみる。
ウウッ、やっぱりアツい。ちょっと泣きそう。一瞬、『罰ゲーム』という言葉が頭をよぎる。でも、徐々に体が熱さに慣れてくるに従って、じ〜んと痺れてくるような快感がやってきた。ふうっ、これはこれでアリかもしれない。
六龍鉱泉は、外国人向けガイドブックにも掲載されているらしく、外国人観光客も多いという。興味深々で女将さんに「外国人は、どういう反応を示しますか?」と聞いてみたところ、苦笑しながらこう答えた。
「……悶絶していますね」
 
日本の下町文化を理解する道は、辛く険しい。→

 
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