やっぱりあった！　露天風呂。
建物全体の佇まいからして、これはきっと露天風呂があるはずだ！
と期待して入館しただけのことはあった。
『東屋付きの岩風呂』だけでも、かなりポイントが高いのだが、その向こうには石造りの滝まで作られている。

ここまで完成度が高いと、もはや銭湯とはいいがたい雰囲気がある。
ザーザーと流れ落ちる滝の音に耳を澄まし、目を閉じてゆったりとお湯に身をまかせていると、「ああ、極楽、極楽」と、いまや死語となってしまったようなセリフが自然に口をついて出る。
銭湯がここまで進化すると、温泉は大変だろうな〜と、湯船の中で余計な心配までしてしまったのであった。

『湯屋処まつばら』は東屋付き露天風呂のほか、ゴロゴロと横になってテレビが見られる広いサウナ、16種類のお風呂、マッサージ、アカスリまであり、まさにデラックスな銭湯である。
さらに便利なのは駅から近いということ。
東武伊勢崎線「松原団地」駅から徒歩で3分の立地条件のため、電車で気軽に行くことができる。その影響か日中はサラリーマン客が多いという。営業先でおもしろくないことがあっても、お湯に浸っていやな気分を洗い流すということなのか。
確かに『湯屋処まつばら』は、毎日夕方5時あたりから混雑するとのことなので、日中利用するのは賢い選択かもしれない。
でも仕事中だと、風呂上がりのビールが思いっきり飲めないんだよな〜。これが。

フ−、飲んじゃダメ？→