日本のお風呂をもっと楽しもう『湯の国』

お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
其の三「お風呂の近代化の時代」123
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img 湯の国Webトップへ img 我が家のお風呂五十年史
四十年代に入ると、シャンプーは単なる洗浄剤としての機能だけでなく、より消費者のニーズ(フケ・かゆみを止める)に合ったものが登場しました。また、リンスもそれまでは美容院で使われる高級・高価格のものとされていましたが、一般家庭向けのポピュラーな商品として普及し始めました。リンスが普及した背景には、ドライヤーの使用が増えたことやパーマによる髪の傷みを気にする人が増えたことがあります。それまでは、髪は、洗うだけで十分と思われていましたが、傷みから守るという考え方が、この頃から生まれてきたようです。

洗髪回数も五日に一回から徐々に二日に一回ほどに増えていきました。

また、石鹸の品質(香りや泡立ち)も向上し、包装等のデザインにも工夫が凝らされ、お中元など贈答品として利用されるようになりました。

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注:ユニットバスはワンルームユニットと浴室ユニットの合計数。
  46年、47年は浴室ユニットのみの数字。
出典:(社)日本住宅設備システム教会
   日本樹脂浴槽工業会
   ステンレス浴槽工業会
【図1】
40年代後半は、樹脂浴槽(ポリバスや人造大理石など)の人気が圧倒的に高く、50年代に入ってからはステンレス浴槽の人気が高まっています。現在では浴槽は単品として購入するのではなく、浴室とセットとして考えられるようになっていることが、50年代後半からのユニットバスの急速な増加からも分かります。


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