昭和五十年代に入ると、人々の美容に対する意識が高まる中で、体や髪を洗うための新しい商品が、次々と開発されるようになりました。
肌にやさしい中性成分のボディシャンプーや洗顔フォームが発売されました。つっぱらず、しっとりした肌を保つ新しい洗浄剤で、若い女性を中心に広まっていきました。
健康で美しい毛髪を保つには、単に洗浄するだけではなく、ケアすることが大切という意識が、コマーシャルなどを通して広がってきました。毛髪を被うキューティクル(毛表皮)のケアに最適な製品が開発され、毎日シャンプーする人も増えていきました。