昭和浴場の最寄り駅は、中野というより丸の内線の東高円寺。ということで、東高円寺周辺をうろうろしてみた。
駅のすぐ隣には、養蚕工場の跡地を公園にした、『蚕糸の森(さんしのもり)公園』がある。煉瓦造りの趣きある門をくぐると、そこは“人類のるつぼ”と化していた。
池のまわりで魚とりに熱中する子供たち、それをやさしい眼差しで見守る親たち。はしゃぐ子供たちを尻目に2人の世界を楽しむカップル。その傍らには、お弁当を広げてピクニック気分を満喫してる老人グループと、老若男女が和やかに集っているのである。
とりたてて有名な公園でもないのに、どうしてこんなにいろんな人たちが集まってきているのだろう、不思議だ。それが中野や高円寺という街の特徴なのかもしれない。 とにかく、あまりにも平和な雰囲気になんだかホッとさせられた。
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