ところがどっこい! これが銭湯なのである。つまり、このお風呂に銭湯料金で入浴できるということなのだ。大きくて広〜い大浴場のほかに、なんと露天風呂まである。銭湯料金で露天風呂とは、いやはやなんとも、である。鼻歌まじりで湯舟に浸かると、んっ!
お湯が真っ黒。前回、行った麻布十番温泉よりも濃い黒色湯で、肌にまとわりつく感触は、まぎれもなく温泉そのものなのだ。
「そうなんです。ここは銭湯であるとともに、天然温泉なんです」
と、オーナーの力石さん。銭湯なのに、天然温泉で露天風呂付き?
『一石二鳥』というか、ひと粒(ひとっ風呂?)で2度オイシイというか……。
『棚からボタモチ』とはこのコトと、湯舟の中でつい、ほくそ笑んでしまった。
まだまだ、おいしい...。