旭湯の脱衣所は賑やかだ。おばちゃん達は肌着姿でローカル話に華を咲かせているし、子供は素っ裸で走り回っていて、番台のおばちゃんに「ほらほら、危ない危ない」なんて注意されている。こんなに人なつこい雰囲気を味わうのは久しぶりのような気がする。人なつこいというか、まるで親戚の集まりみたいなノリだ。
天井には扇風機が回り、キコキコと音を立てて動くマッサージ機がある。そして番台脇の小さな冷蔵庫には牛乳が可愛らしく並んでいる。懐かしいシチュエーションに、なんとなく安心して、服を脱ぎ捨てることができた。
では、ひとッ風呂いきますか....→